フレデリック・ローデン大佐

(声/仲村秀生)

[通常の紹介] 地球連邦宇宙軍駆逐艦レーガン艦長。大佐。 イプザーロン系への派遣艦隊の先遣隊司令として任務についていた。 子供たちの純真さに心を打たれる一方、軍の命令に従わないといけない自らの立場にも悩んだ。タウト星を巡る戦闘時に戦死した。

[主なエピソード] 初登場。スコットとプライオリティーコールで会見。ジェイナスに乗艦。子供たちにジェイナスを任すことを決断。(22) スコットに遺跡を見せてもらう。おちびさんたちと会話。自らパペットファイターで出撃。(23) タウト星に到着。上層部の指示を受け、ジェイナスの接収を子供たちに告げる。(29) タウト星の爆発に巻き込まれて戦死。(30)

[勝手な紹介] 物語中盤のアクセントとして登場したキャラクターですが、子供たちの命運を左右する重要な役を握っていました。大佐という階級は士官の中でもかなりの地位であり、ローデンが背負っていた責任は極めて重かったはずです(先遣隊の司令を兼任していました)。そんな彼が、子供たちだけで敵の中を航行してきたジェイナスに乗り込んで何を感じたのか、想像するのはなかなか興味深いものがあります。子供たちに銃を向けられても(比較的)平然と構えているあたりは、さすがにプロの軍人としての誇りに満ちています。 その後タウト星で子供たちと再会するローデンはもはや物分かりのいい兵隊さんではなく、戦争を勝利に導く前線司令官としての役割を帯びています。彼が子供たちに退艦命令を下すときどんな気持ちだったか、一瞬見せる彼の素顔がそれを物語っています。それを表に出してはいけないところが彼の辛いところであり、それをなし得るから彼は大佐なのです。彼を紹介するにあたって、このことは正しく認識しておきたいと思います。