アストロゲーター・ラウンド・バーニアン「デュラッヘ」
ARV-I "DURAPHIE"

(メカニカルデザイン / 大河原邦男)

[主要諸元] 地球軍識別コード:ARV-I 名称:「デュラッヘ(DURAPHIE)」 全高:17.2ｍ 全備質量:推定30.8t 動力機:熱核炉(詳細不明) 固有兵装:なし 乗員:1名

[機種紹介] ククト軍の新鋭宇宙・地上兼用ARV。主に特殊部隊の指揮官用として用いられている。 これまでのARVとは異なり、地球軍のRVの技術も数多く採用されている。背部のロケットエンジンにより、短時間の滑降が可能。また、接近戦での防御用に盾を装備している。 作品中ではミューラァ専用機として31話から登場。

[ほうがんのこだわり] これまでのARVとは大きく異なるフォルムが、とても美しかったのが印象的でした。盾を持って構える姿など、主役メカであるバイファムを完全に喰っていたと思います。顔面の大部分が例の赤い眼というのも、今見直せばけっこう面白いのですが、当時はとても精悍に見えていました。そういえば、ARVのコクピット内部が細かに表現されたのも、このデュラッヘが最初だったように記憶しています。 この兵器を操縦するのに、ミューラァという人物はうってつけだったと思います。デュラッヘがミューラァそっくりの巨大なマントを羽織っていても、そんなに違和感を感じないことでしょう。あくまでもクールに描かれるデュラッヘの戦闘シーンは、バイファム後半の一つの象徴だったといえます。