カチュア・「レタス」・ピアスン

(声/笠原弘子)

[個人データ] 氏名: カチュア・ピアスン(Katue Piason) 性別・血液型: 女・AB型? 生年月日: 不明 10歳前後 生誕地: クレアド星? 趣味・特技: コンピューター全般 家族: 実の両親は、現在行方不明。養父母はベルウィック星第2ステーションで死亡したと推定される。 [通常の紹介] 13人の子供たちの中で、唯一の異星人(ククトニアン)。しかし、彼女はそれを知らされないまま、地球人の両親の手で育てられた。 普段はもの静かで、冷静なタイプ。記憶力が抜群で頭の回転も早い。とても心が優しく、細かなところまで気がつく。人の心の痛みに素早く気付き、常に慰めようとする。その一方で、以外なほどの行動力を発揮して、周囲を驚かすこともある。 作品中ではジェイナスのコンピューター管理を主にしていたが、後半にはトゥランファムにも搭乗した。いっしょに救出されたジミーとは独特の関係を保つ。後半はロディに何らかの感情を持った様子だが、詳細は不明。

[主なエピソード] 初登場。救命カプセルからジミーと救出された。(4) ロディのシャトル発進準備を手伝う。クレアド星の遺跡の写真に見覚えがあることに気付く。(10) シャトル発進に活躍。両親の死を思い出す。(11) ボギーのご機嫌をなおす。(12) シャロンの悪戯に傷ついたペンチを慰める。(14) 自分が異星人であることを知らされる。(15) ジェイナスから飛び出す。助けに来てくれたケイトが目の前で死んでしまう。(16) ロディを間一髪で救出。ケンツと和解。(17) 話す言葉がなくなったスコットをフォロー。(18) スコットの代役として指揮官を務める。(20) ケンツとトゥランファムに搭乗。(27) ロディを救出するためにタウト星に向かう。(28) 虫にかまれたロディの指から毒を吸い取る。(31) 有名なシャワーシーン。(33) スコットをガイたちに謝らせる。(36) メルと一緒に収容所に潜入する。(37) マキとトゥランファムに搭乗。(38) ゲリラたちに自分の本当の両親の居所を聞く。(40) ミューラァの人質となる。(41) ジミーの告白を聞く。(42) マルロたちに両親の似顔絵を描いてもらう。(44) ジミーと一緒にジェダの宇宙船に残る。(46)

[勝手な紹介] 彼女は異星人です。しかし、彼女は(物語が始まった時点では)それを知りません。それゆえ、バイファムという物語の中で、カチュアは極めて特別な役割を負わされることになりました。その過酷な運命をしっかりと受け止めて、彼女なりに真摯に乗り越えて行こうとする姿勢に、多くのファンが共感を覚えました。 カチュアの心の優しさは今さら言うまでもありませんが、それ以上に、特にケイトの死後明らかになる彼女の行動力にも、私たちは驚かされます。いつ爆発するかもしれない残骸の中に飛び込んで行ったり、単身タウト星を周回するなど、並大抵の度胸でできるものではありません。決して困難から逃避しようとしない、彼女の強い意志がそうさせたのでしょうか。そこで(たまたま?)行動の対象となったロディに対して、ある種の感情が芽生えたとしても、それは当然のことかもしれません。 そんなカチュアがときおり見せる、屈託のない笑顔が、私たちをほっとさせてくれるのです。バイファムの中でもっとも「しあわせ」を大切にできる人、それがカチュアだと思います。 彼女は異星人です。でも、異星人って何でしょう。そして、敵って何でしょう。彼女を通して突きつけられたテーマは、バイファムの奥深くで、常に重く視聴者に問いかけているのです。