ケンツ・「ジャガイモ」・ノートン

(声/野沢雅子)

[個人データ] 氏名: ケンツ・ノートン(Kentsu Norton) 性別・血液型: 男・B型 生年月日: 2049年7月9日生まれ 9歳 生誕地: ベルウィック星 趣味・特技: ミリタリー 家族: 父(下士官)、母、兄(兵士) [通常の紹介] 軍人一家に育った関係で、やたらと軍関係の話に詳しい男の子。基本的には直情的なタイプ。行動力は確かにあるのだが、まだ実力もない上に周囲の環境に見境なく突き進んでゆくため、トラブルが絶えない。また、悪気はないのだが心ない発言で相手を傷つけることも多い。 一方で子供らしい純情さがあり、感激屋で涙もろい一面も持つ。 物語では主に兵装関係で子供たちをフォローした他、後半にはトゥランファムにも搭乗した。ジミーとは蒙古斑事件以来、友情を深める。シャロンとはでこぼこコンビのよき相棒といった関係か。

[主なエピソード] 初登場。無重力バレルに落ちてしまう。(2) 兵役に志願しなかったスコットを非難。(3) フレッドと高ゲタを思いつく。(8) バズーカでARVを狙うが失敗する。(9) 無事に帰ってきたバーツを見て涙ぐむ。(10) ジミーの冒険を手伝う。「軍曹」になる。(11) カチュアを「敵」と呼んでジミーと大喧嘩。(15) 自分の失言で飛び出したカチュアを心配する。(16) カチュアと和解。(17) ニュートロンバズーカ砲を持ち出して大失敗。(18) 敵中継ステーションの破壊に成功。(20) シャワーを覗かれる。ジミーと蒙古斑仲間になる。エロ本の第1発見者になる。(21) 暗号通信を行う。スコットにアドバイス。(22) マキとトゥランファムに搭乗。(26) カチュアとトゥランファムに搭乗。(27) 食料を巡りククトニアンも同じ人間だと主張。(31) シャロンに靴を直してもらう。酔いつぶれる。(33) ガイたちに誘拐される。(35) ガイからかばんをもらう。(38) ジミーに弟にならないかと誘う。(44) まだ先の誕生日を祝ってもらう。ジミーからハーモニカをもらう。(45)

[勝手な紹介] もしこんな奴が本当にいたら、きっと総スカンを喰らうでしょうね。「トラブルメーカー」の名をほしいままにし、実際仲間を何度も大ピンチに陥れてきたのですが、それでもケンツは最後まで大切な仲間の一人として認められていました。それは本人が本当はやっぱりいい奴なのか、それとも周囲が優しかったからなのか。 おそらく両方なのでしょうね。彼がいつも背伸びをしたがる男の子であることは、特に年長者にはよく分かっていたようです。ケンツ本人が、自分にはそれだけのことをする実力がないことを意識せずに物事を進めてしまうからこそ、彼はトラブルメーカーたり得たわけです。彼がいたからこそ動き出したエピソードは、善悪かかわらずたくさんありすぎて、とても上の段では紹介しきれません。バイファムという物語が前進するためには、ケンツはなくてはならないキャラクターなのです。 そして、自分が感動したことは(ちょっとひねくれてますが)素直に出せる、そんなケンツの姿も忘れられません。カチュアへの失言そしてその後の心配と謝罪、ククトニアンの子供たちとのふれあい、ジミーとの友情などなど、ケンツだからこそ出せるあの味わいは、大きな感動を私に与えてくれました。