ペンチ・「アンズ」・イライザ

(声/秋山るな)

[個人データ] 氏名: ペンチ・イライザ(Pench Eliza) 性別・血液型: 女・A型 生年月日: 2048年11月28日生まれ 10歳 生誕地: 地球(フランス) 趣味・特技: 読書、詩作 家族: 父、母(看護婦?) [通常の紹介] 普段は目立つことが少なく、おとなしい性格。ロマンチストで、よく詩を作ったり本を読むなどしている。料理を作るのも好きな方。 自分を積極的に押し出すことはないが、芯はしっかりしている。いざというときの自己主張の強さはなかなかのものがあり、普段とは違った一面を見せる。努力家でもあり、少しでも年長者の役に立てるように頑張ろうとしている。 フレッドに好意を寄せられていたのは、ある程度気付いていた様子だが、彼女も次第にフレッドを意識するようになる。また、悪友シャロンとの出合いが、彼女の新たな一面を引き出す契機となった。

[主なエピソード] 初登場。フレッドのおもらしに気付いた?(1) ケンツのけがの手当てをする。(4) バーツたちとジワイメルウへ向かう。(10) シャロンとパンツを巡って喧嘩。(13) シャロンに自分の作った詩をからかわれる。ラレドを看病する。(14) 自動調理器の操作を誤ってしまい、それをおちびさんたちのせいにしてしまう。(18) スコットの看病をする。(20) シャロンとケンツのシャワーを覗く。(21) ロディを心配するフレッドにうかつな言葉を掛けてしまう。(28) ロディと喧嘩するフレッドを心配する。(30) ジミーの鋭い指摘に照れる。(34) 一人で夜警をするフレッドの毛布に、自ら頼んで入れてもらう。(36) ねぞうが悪いことがばれてしまう。(38) 「女の裸」発言でシャロンを唖然とさせる。(39) まくら投げ合戦で大活躍。(42) ルチーナたちの誕生パーティーの準備に追われる。フレッドに肩を抱かれて顔を赤らめる。(45)

[勝手な紹介] 単にフレッドの片思いの相手でしかなかったペンチが、だんだんとその本性をさらけ出していった物語、と言うのはちょっとオーバーですが、バイファムの中で彼女ほど「表」と「裏」の分かれるキャラクターもいないでしょう。それが決して嫌味にならないところが、彼女らしくていいのです。 シャロンと喧嘩友達になってから、彼女はがぜん輝き出すようになります。「あれ、しっぽじゃないわよ」という一世一代の名台詞は、彼女が言うからこそ面白かったのですよね。また、次第にフレッドとの距離が近づいて行く様(彼女はそれをいかにもフレッドからそうしているように演出するのですが)を眺めるのも、微笑ましかったです。36話でフレッドの毛布に入り込むシーンは、本当に「熱いことはいいことだよ」と思わせてくれました。ペンチが大きくなったら、あの積極性がもっと前面に出てくるんでしょうか。そうなると、ちょっと手強い女性になっていることでしょう。 物語の本筋に絡むことは多くなかったのですが、ペンチがいたからこそ成立した場面が意外とたくさんあるものです。そういう女の子として描かれていたペンチは、バイファムの中で貴重な存在だったと思います。