レアラ・ジェダ

(声/堀内賢雄)

[個人データ] 氏名: レアラ・ジェダ(Rerela Jeda) 性別: 男 生年月日:不明 生誕地: 新ククトコロニー 趣味・特技: 地球語 家族:不明 [通常の紹介] ククトニアンの反戦主義者=リベラリストグループの若手リーダー。戦闘時にはギャドルを操縦するほか、地球軍とのコンタクトを推進するなど、グループの行動隊長的な役割を担う。 普段は温厚で人当たりの良い性格。一方で、公の行動は厳密な利益計算に基づいており、時として非情な行動を取ることもある。 子供たちにとっては、初めて仲間となった「大人の」ククトニアン。

[主なエピソード] タウト星で声のみ初登場。地球人が既によそへ移送されたことをロディに伝える。(27) 初めて姿を現し、ロディと会見。仲間たちと武装蜂起して、タウト星を占領。(28) スコットたちと会見。両親がククト星に移送されたことを教える。地球軍接近の連絡を受け、ククト星へ脱出。(29) サライダたちと兵器の増産に励む。(34) 危機に瀕したロディたちを救出。(39) 子供たちを通信基地へ案内。(40) ミューラァ脱走に際して、射殺許可を出す。(41) ロディたちと奇襲作戦に参加。(43) クレアに地球のエロ本を手渡され、慌てる。(44) ルチーナたちの誕生パーティーに参加。(45) 地球軍との会見に臨む。(46)

[勝手な紹介] 27-28話にかけて、ジェダは徐々に姿を現すのですが、この一連の演出は、ククトニアンを「よく分からない怖い人」として描き続けようとしていた、スタッフの苦心がしのばれます。 それはさておき、最初ジェダは行動力があり、人当たりの良い人物として子供たちの前に登場します。しかし、ククト星に降りた彼は、次第にもう一方の顔を前面に出すようになります。すなわち、優しい言動の背後にある緻密な計算と、自分たちの理想を守るために見せる冷酷な決断とが、彼のもう一つの行動基盤でもあるのです。41話で彼が下した命令には、グループの指導者であるサライダも驚きますが、ジェダにしてみれば、今行動しなければせっかくの努力が無に帰してしまいかねないので、あれぐらいのことは当然の決断なのです。こうした彼の性格は、おそらく彼の「行動隊長」としての資質を支えているのでしょう(名称は何であれ、彼らはゲリラなのですから、生半可な事ではやっていけません)。しかし、41話後半での彼には、珍しく焦りの色が濃くなります。このあたりが、彼の若さゆえの限界なのかもしれません。 しかし、彼の基本は、その誠実さにあります。クレアにエロ本を渡されたときや、マキの話す「幸運の女神」の意味が分からずきょとんとするときの表情は、彼の素直な一面をかいま見せてくれます。そんな彼の姿を知っているからこそ、42話以降も子供たちは彼と行動を共にしていたのでしょう。