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(メカニカルデザイン / 大河原邦男)
| [主要諸元] 形式コード:FAM-RV-L7 名称:「ディルファム(DILLFAM)」 全高:18.2ｍ(頭頂部) 全備質量:31.3t(自重:23.1t) 動力機:シュペーレ・クット系 01 A22型 移動用エンジン:なし 姿勢制御用エンジン:なし 微調整用ロケット:なし 固有兵装:なし（専用ビームガン所持） 乗員:1名 |
[機種紹介] 地球で開発され、ベルウィック星で生産された地上戦専用のＲＶ。本来宇宙用に作られたRVを地上に転用するために、不要となったバーニア類を全廃し、重量の軽減を図った。左肩に盾を装備しているが、実戦ではあまり有効ではなかった。主に地上基地などの局地防衛用に配置されている。 作品中ではクレアドおよびベルウィック星で登場。4話でバーツが登場したときに操縦していた。他にロディ・フレッド・ケンツ・マキ・シャロンが搭乗。 |
| [ほうがんのこだわり] バイファムという作品がまだ宇宙に飛び立てず、「地上漂流」となっていた頃、作品を支える唯一のメカニックがこのディルファムでした。カラーリングも地味で（つまりリアリティがあった）、目立たないRVだったのですが、物語の道具としては、十分すぎるほどの活躍を見せてくれました。 ディルファムと言えばやはり、バーツの初登場シーンを思い出します。バーツという人物像を印象づけてくれた、重要な場面でした。それからフレッドたちが高ゲタというアイデアを実現させたのも、このディルファムでした。バーツに悔し涙を流させた兵隊が乗っていたのも、やはりディルファムです。こうしてみると、バイファムに搭乗するメカニックの中で、もっとも兵器らしく描かれていたのが、このディルファムだったのかもしれません。 |
