1998年の「銀河漂流バイファム13」初回放送時から2年が過ぎようとし、私自身の中に、この作品をもう一度振り返ってみようという思いがありました。
それを見透かしたかのように、毎日放送(MBS)において、この作品の再放送が始まることになりました。それもまさに初回放送と同じシチュエーションで。
あの希望と失望を繰り返した半年あまり、私はこの場所でその思いを率直につづっていました。もちろんそれはその時点での「全て」であったわけですが、リアルタイムで書き上げたが故の荒さが残ることも、紛れもない事実です。そういう荒さこそがいわばライブ版の魅力ではありますが、前作「銀河漂流バイファム」における同じコーナーと比較するとき、執筆タイミングのずれから生じる違和感を拭い去ることはできません。
そこで、そのずれを較正した上で、改めて「13」という作品そのものを私なりの視点から捉え直してみることにしました。そうすることで、前作と新作を初めて冷静に比較することができるかもしれません。その結果、新しい「13」の魅力を手にすればそれはよし、それがかなわなかったとしても、私の生活に確かに加わっていた「13」(実際、当時のこのサイトはこの作品を中心に動いていたのですから)が本当はどんな作品だったのか、見えてくるかもしれません。
ちょうど再放送もされていることですし、良い機会だと思います。各回の改築はできるだけ再放送のタイミングに準じますが、あくまでもマイペースで進めようと思いますので、気長にお付き合いいただければと存じます。ご意見・ご感想などあれば気軽にお知らせいただければ幸いです。
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