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はじめに

1980年代の半ばはロボットアニメ全盛の時代でしたが、「バイファム」はその中でもひときわ大きく輝く作品の一つだと思います。
当時としては極めて綿密に検証された科学的設定もさることながら、あの13人もの個性豊かな子供たちが生き生きと描き出されていたことが、その最大の魅力だったと思います。



最初の放送からもう20年以上もたちますが、私にとって未だにこれを超えるアニメに出会ったことがありません。こんな人がどれだけいるかわかりませんが、「そういえば、バイファムってどんな話だったっけ」という皆さんのために、この作品世界の一部を私なりの解釈を交えてこのフロアで紹介してみようと思います。
また、最近いくつかのチャンネルで深夜に再放送されているようですが、それでこの作品に初めて触れたという皆さんには、この作品の「簡単ガイド」になればとも思っています。

また、98年3月から26回にわたって、新作「銀河漂流バイファム13」が、関西地区(MBS)にて放映されました。LDの発売も無事に最終巻まで漕ぎ着けた今、10年以上の歳月の後に再び描かれた子供たちの旅路を、前作からのファンの一人という視点から、追いかけてみることにしました。
筆者がこの作品に何を感じとったのか、ご覧頂ければ幸いです。