1998年のまだ春の浅い頃、とある検索エンジン上で「バイファム」についての本格的なサイトを見つけたときの喜びを、私は今でも思い出すことができます。それ以来、毎週一度は検索エンジンに「バイファム」というキーワードを打ち込むようになりました。
やがて、私のこのサイトもそれなりに中身が増えたのですが、一方でWWW上には思ったほど「バイファム」に関する情報が出てこないなぁ、と感じていたのも事実です。ロボット型の検索エンジンで探すと、最初の1頁目に私のサイトが4回も登場するということも経験しました。
いつの頃からか、私はこんな風に思っていました。「いろんな検索エンジンに「バイファム」をキーワードにして打ち込んでみても、1頁目に私のサイトが出なくなればいいのにな」
以来、毎月1度、yahooの検索結果ページから直接ジャンプできる検索エンジンに「バイファム」という単語を打ち込むようになりました。さて、2年は続いたかな?

2001年4月7日の深夜、私はいつもやっている作業を始めました。そしてとうとう、その日がやってきたことを知りました。どの検索エンジンにも、1頁目にこのサイトが登場しなかったのです。やった!
もちろん、その大部分はいわゆるデータベース上の1項目あるいは説明文の1単語に過ぎないことは知っています。でも、「バイファム」という単語がそれだけの価値があるものとしてそのページに掲載されていることは、嬉しいことです。今をときめく声優さんや製作スタッフの何人かは、まさに「バイファム」を出発点にしていることは、皆さんよくご存じの通りです。
また、数はまだ少ないけど、「バイファム」そのものをテーマにしたコーナーまたはサイトが次々と誕生していることも確かです。私と同じように、もしかすると私以上にこの作品に親しんだ皆さんが、その思いを披露してくれる場所がこれだけ増えたことが、私には何よりも嬉しい。中には残念ながら休眠中のところもありますが、幾つかでは、ここよりも遥かに熱く「バイファム」が語られています。羨ましいと感じると同時に、それに触れる機会があることを、素直に感謝します。

…ところで、別の端末から検索エンジンにアクセスすれば、検索結果が異なるかどうか、私は正しい答を知りません。それどころか、今から同じ作業を繰り返せば、ひょっとして私のサイトが1頁目に登場するかもしれない。でも、それでもいいじゃないですか。私が確かにそれを経験したこと、それが私にとって何よりも大切なのです。