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カードキャプターさくら

お父さん・おにいちゃんと3人暮らしのさくらは、ある日不思議な本を見つけました。中に入っていたクロウカードの封印を解いて四散させてしまったさくらは、カードの番人のケルベロスといっしょに、カードを集めることになりました。NHK「なかよし三部作」の第2作。「なかよし」に大好評連載されたコミックを原作にしたファンタジー/恋愛作品。1998〜2000年作品TVシリーズ全70話。原作:CLUMP、シリーズ構成:大川七瀬、監督:浅香守生、アニメーション制作:マッドハウス。


結果として、私が初めて「最初から最後まで失敗せずビデオ録画することができた」作品となりました(爆笑)。20世紀末のTVアニメの代表作の一つとなったと言って、決して過言ではないでしょう。でも、それが単にヒロインさくらの驚異的なかわいさだけではなく、その背後に口を開ける暗い闇の成果でもあることを、指摘したいと思います。
本来小学生向けであるこの作品が年長者(大人)のマニア諸氏の病的なまでの支持を受けたのは、あるいはこの作品にとって不幸なことだったかもしれませんが、彼らへのサービスをしながらも同時に最後まで子供たちを向き続けようと努力した番組作りは、高く評価されるべきでしょう。また、最後まで驚異的水準を保ち続けた作画(と衣装の数々)も、「絵が動く」というアニメーションのもっとも基本的な楽しみを改めて確認させてくれました。しかし、今時の小学生って、みんなあんな恋をするんだろうか?????

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(2001.3)




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