Fairy Princess MINKY MOMO 魔法のプリンセス・ミンキーモモ 第13話 魔術師と11人の少年

ゲストキャラクター

ラム	神保なおみ	(ラムの)父親	水島鉄夫
少年B	岡崎裕美	司会者	福士秀樹
少年C	阿部きし子	チング	巴青子
ナラセール	緒方賢一

今回のパパ(P)とママ(M) P:(登場せず) M:(登場せず)

モモの魔法(変身) サッカーのコーチになぁれ! マジシャンになぁれ!(シーンなし)

今回の王様(K)と王妃様(Q) K:ハッピーティアに大喜び Q:イージーな王様を怒る

ペンダントが光った理由

言及なし(サッカーチームの子供たちの夢を叶え、ラムと父親の絆を強くした)。

今回のハッピーティア

真珠…6月の誕生石。「健康・富・長寿」

モモ

モモ

モモ

モモ

スロット

モモ

モモ

モモ

モモ

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ものがたり
どこかの町

モモ達は、来週の日曜の試合に備えて練習している、町のサッカーチームの少年達を眺めていました。彼らの下手さぶりはひどいもので、見兼ねたモモはサッカーコーチに変身します。突如現れた美人のコーチに喜ぶ子供たちを横目に、一人モモに逆らうキャプテンのラムでしたが、モモの実力を見て、自らコーチをお願いするのでした。 ところが、ラムの家庭教師のナラセールが、無理やりラムを家へ連れ帰ります。ラムの父親は、チームのメンバーが11人しかいないので来週の試合に出たいというラムに、その日は新しい市長のパーティーに出席させると告げます。しょんぼりとナラセールの教育を受けるラムでしたが、ナラセールに屋敷へ忍び込んだモモのシュートが炸裂! 彼が気を失っている隙に部屋を抜け出したラムは、モモの特訓を受けました。 試合当日、ラムは屋敷を抜け出そうとしますが、ナラセールに見つかってしまい、パーティーに出席する羽目になりました。モモとチームの仲間も会場に向かいますが、中に入れてもらえません。そこでモモは一計を案じ、アトラクションのマジシャンに変身して、パーティー会場に潜入します。舞台に立つことができたモモは、ラムを手品の体験者に仕立てることで、見事に会場から連れ出すことに成功します。 事情に気づいた父親とナラセールは、サッカーの試合会場に向かいました。そこで活躍するラムの姿に父親は感動します。本当はサッカーが大好きだった父親はラムに好きなだけサッカーをするようにと告げるのでした。

ほうがんのこだわり

前回、見事に裏をかく展開をしたこともあって、今回はハッピーティアがはまるのが、いわばお約束となってしまいました。でも、そこでやたらと奇をてらうわけでもなく、淡々と普段のモモの姿を追いかけるところが、この作品の面白いところです。 今回、ラム達の夢を叶えるために、モモがマジシャンに変身したというのは、なかなか興味深い物があります。というのも、この職業は、まさに人に夢を与えることを生業にしているからです。つまり、「魔法の国からやってきた女の子」がまさに現実の世界でもっともふさわしい(というか「血」にあった)仕事をしたことになります。 これが上手くいくのは、もう当然のことで、あとは華麗なモモのステージさばきに見とれるだけでした。実際、このステージの場面が、短い時間にもかかわらずとてもよくできた構成になっていることは、(種類はどうあれ)舞台に一度でも立ったことのある人なら、すぐに分かることでしょう。冒頭での見事なつかみと、お供の3匹を交えた適度にお洒落な演出は、「モモ」の世界観を十分に見せつけてくれます。製作スタッフ渾身の力作に、心から拍手を送ります。 もう一つ、モモが変身したサッカーコーチ。こちらもなかなか捨て難いです。健康的なお色気が何とも…。しかし、子供たちの歓声を浴びてポーズを決めるモモは、まだまだ子供です。シンドブックが心配するのも無理ないですね。 ところで、そのモモが放つシュート、あれは「オーバーヘッドシュート」と言うんじゃなかったっけ。なんで「バイスクルシュート」なんだろう。 ところで、作品のスラップスティック的なノリは、今回ますます磨きがかかってきました。子供たちがサッカーボールに翻弄されるシーンでの効果音などはまだ序の口で、今回の白眉は、やはりあの家庭教師、エラク=ナラセールでしょう。巧みな鞭さばきを披露してみたり、「脱走だそうだ」と言い出す壁を作ってみたりと、大活躍でした。果たして、空港へ向かった彼は、世界をまたにかける美人サッカーコーチを見つけることができたのでしょうか(爆笑)。