ミンキーモモ第17話

メインスタッフ
脚本	戸田博史・首藤剛志	絵コンテ	日下部光雄
演出	日下部光雄	作画監督	飯村一夫

ゲストキャラクター
ジョン	古谷徹	ケイト	勝生真沙子
ポリス	小出童太	ホラー博士	宮内幸平
ドラキュラ	稲葉実	少女A	岡崎裕美
少女B	阿部きし子

ペンダントが光った理由
言及なし(ジョンとケイトの恋を守った???)。

今回のハッピーティア
ルビー(本編での紹介はなし。7月の誕生石。「燃えるような愛」)。

ものがたり
どこかの町(郊外の湖)
ある夜、窓をノックする音に気づいた女の子が窓を開けると、そこから入ってきたコウモリがドラキュラに変身し、気を失った女の子をさらっていきました。
翌日、モモは隣のケイトとポールのカップルと一緒に、湖へドライブに行きました。その帰り道、モモ達は道に迷ってしまい、ポールとケイトは丘の上の古い屋敷に道を尋ねにいきました。ところが、そこにドラキュラが現れ、ケイトを閉じ込めてしまいました。屋敷を追い出されたジョンは、警察官と屋敷へ戻りますが、そこにいたフキール・ホラー博士に追い返されてしまいます。そこでジョンは、ケイトを助けようと単身屋敷へ向かいますが、落とし穴にはまってしまうのでした。
ジョンが戻ってこないので、モモはTVニュースキャスターに変身して、ホラー博士にインタビューと称して、屋敷に入りました。モモ達は怪しげな地下室を見つけ、モチャーが壁のレバーを引くと、そこには誘拐された女の子たちが横たわっていたのです! 結婚相手になる理想の女性を作るための実験材料だという博士の話にモモは怒ります。
ところが、モモの姿に一目ぼれした博士は、さっそくモモにプロポーズをかけます。しかし、モモにあっさりと断られて怒った博士は、復活させた「地獄の使者」をモモに向かわせます。ところが、その地獄の使者ことドラキュラ達は、フェナリナーサでのモモのお友達。あてが外れた博士は最後の切り札に合体ロボットを繰り出しますが、モチャーの活躍でロボットは大爆発を起こし、屋敷は崩れてしまいました。
その衝撃で気づいたケイトは、側にいたジョンに抱きつきます。目を覚ました他の女の子に、博士は「誰でもいいから」と求婚しますが、その言葉が気に入らない女の子に袋叩きに遭ってしまうのでした。

ものがたり
どこかの町(郊外の湖)
ある夜、窓をノックする音に気づいた女の子が窓を開けると、そこから入ってきたコウモリがドラキュラに変身し、気を失った女の子をさらっていきました。翌日、モモは隣のケイトとポールのカップルと一緒に、湖へドライブに行きました。その帰り道、モモ達は道に迷ってしまい、ポールとケイトは丘の上の古い屋敷に道を尋ねにいきました。ところが、そこにドラキュラが現れ、ケイトを閉じ込めてしまいました。屋敷を追い出されたジョンは、警察官と屋敷へ戻りますが、そこにいたフキール・ホラー博士に追い返されてしまいます。そこでジョンは、ケイトを助けようと単身屋敷へ向かいますが、落とし穴にはまってしまうのでした。ジョンが戻ってこないので、モモはTVニュースキャスターに変身して、ホラー博士にインタビューと称して、屋敷に入りました。モモ達は怪しげな地下室を見つけ、モチャーが壁のレバーを引くと、そこには誘拐された女の子たちが横たわっていたのです! 結婚相手になる理想の女性を作るための実験材料だという博士の話にモモは怒ります。ところが、モモの姿に一目ぼれした博士は、さっそくモモにプロポーズをかけます。しかし、モモにあっさりと断られて怒った博士は、復活させた「地獄の使者」をモモに向かわせます。ところが、その地獄の使者ことドラキュラ達は、フェナリナーサでのモモのお友達。あてが外れた博士は最後の切り札に合体ロボットを繰り出しますが、モチャーの活躍でロボットは大爆発を起こし、屋敷は崩れてしまいました。その衝撃で気づいたケイトは、側にいたジョンに抱きつきます。目を覚ました他の女の子に、博士は「誰でもいいから」と求婚しますが、その言葉が気に入らない女の子に袋叩きに遭ってしまうのでした。

ほうがんのこだわり
今回の話も極めて特異な展開になっていることに、皆さんもすぐにお気づきになったと思います。つまり「ホラー博士の夢がかなえられないことで、ペンダントが光り、そのうえハッピーティアまではまってしまう」のです。まぁ、彼のああした歪んだ夢がかなわないというのは、当然の話ではあるのですが、それでも、本来「夢をかなえる」のがモモの使命だった筈なのに、これはいったいどうしたわけでしょう。
いくらモモでも、人の誤った夢を正しい方向に導くことはできない、というのがこの回の結論だといえるでしょう。これは、見方を変えると、誤った夢は他人を不幸せにするかもしれないよ、という一種の教訓になっています。それを単純に出すだけでは、この作品の価値はありませんから、多少強引ながらも、健全なカップル=ジョンとケイトを登場させることで、物語にアクセントをつけたのでしょう。ただ、さすがに付け焼き刃的な感は拭い去れず、個人的にはシリーズの中では今一つという印象です。
ところで、このホラー博士、今まできっと数多くの女性に振られてきたんでしょうね。本人には申し訳ないのですが、それがすっかり様になってしまっているようです。今回も4名の女性に振られてしまったのですが、まぁ、あれじゃ仕方ないですわな。女性をその気にさせるのは、徹底して冷たくあしらうこととプライドを傷つけないことだ、と某ノーベル賞学者が自伝の中で力説していましたが、この作品が世に出た当時、残念ながらその本はまだ出版されていなかったようです。あ、あまりこの項を書きすぎると、自分に火の粉が降りかかってくるので、とりあえずここまで(苦笑)。
本筋の頼りなさを補うのが、サブキャラクターの動きでした。ママの突然の「ご乱心」にどぎまぎするパパや、ドラキュラ達を見て驚く王様や王妃様もいいのですが、お供の3匹の活躍が特によかったと思います。モモを見る博士の視線に無言でプレッシャーをかけたり、ロボットのボタンを巡る博士とモチャーの争いなど、なかなか冴えた描写でした。そして、手をつないで屋敷へと向かうジョンとケイトの姿を見送りながらの3匹の会話…まだまだロマンスあこがれる3匹の様子が、微笑ましかったです。


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第17話

おばけ屋敷でラブアタック