ミンキーモモ第18話

メインスタッフ
脚本	土屋斗紀雄	絵コンテ	岡田宇敬
演出	岡田宇敬	作画監督	田中保

ゲストキャラクター
ガガンコ	千葉耕市	チムル	島津冴子
ワルブル	たてかべ和也

ペンダントが光った理由
言及なし(ガガンコとチムルの夢をかなえた)。

ものがたり
ババリ島
モモの家族はババリ島に夏休みの旅行に行くことになり、モモは大喜びです。その様子を見ていた王様は、行先を聞いてなぜか落ち着かなくなり、王妃様に疑われます。
ババリ島についたモモがボートで海に出たところ、女の子が助けを呼んでいます。モモはダイバーに変身して、海中で動けなくなっていた老人を助け出しました。その二人、ガガンコと孫娘のチムルが、このあたりの海に眠ると伝わる宝物を長い間探し続けていると聞いたモモは、見守る王様の心配をよそに、二人を手伝うことにしました。
翌日、最後の候補地悪魔島に出かけたモモ達は、途中出会ったサメと仲よくなったあと、海中洞窟の中で黄金の指輪を見つけます。ところが、指輪を見て喜ぶチムルとガガンコの声を、このあたりを買い占めようと企んでいたワルブルが聞きつけたのです。
再び悪魔島へやってきたモモ達に、先回りしていたワルブル一味が銃を撃ってきましたが、ガガンコとサメの活躍で退散させます。モモとチムルは洞窟へ向かうと、そこにもワルブルの手下が待ち伏せしていました。ここでもサメの協力で悪者を追い払ったモモ達は、ついに宝箱を見つけました。
ところが、持ち帰って箱の蓋を開けると、そこにはフェナリナーサの王様の像しかありません。呆然とするチムル達でしたが、モモがそれに書いてある文字を頼りに、前に見つけた指輪を像の指にはめると、像が動き出しました。やがて像が王冠を取ると、中にはたくさんの宝石が詰まっていたのです。喜ぶチムル達。
その頃、フェナリナーサでは、へそくりがばれた王様が、王妃様に追いかけまわされていたのでした。

ものがたり
ババリ島
モモの家族はババリ島に夏休みの旅行に行くことになり、モモは大喜びです。その様子を見ていた王様は、行先を聞いてなぜか落ち着かなくなり、王妃様に疑われます。ババリ島についたモモがボートで海に出たところ、女の子が助けを呼んでいます。モモはダイバーに変身して、海中で動けなくなっていた老人を助け出しました。その二人、ガガンコと孫娘のチムルが、このあたりの海に眠ると伝わる宝物を長い間探し続けていると聞いたモモは、見守る王様の心配をよそに、二人を手伝うことにしました。翌日、最後の候補地悪魔島に出かけたモモ達は、途中出会ったサメと仲よくなったあと、海中洞窟の中で黄金の指輪を見つけます。ところが、指輪を見て喜ぶチムルとガガンコの声を、このあたりを買い占めようと企んでいたワルブルが聞きつけたのです。再び悪魔島へやってきたモモ達に、先回りしていたワルブル一味が銃を撃ってきましたが、ガガンコとサメの活躍で退散させます。モモとチムルは洞窟へ向かうと、そこにもワルブルの手下が待ち伏せしていました。ここでもサメの協力で悪者を追い払ったモモ達は、ついに宝箱を見つけました。ところが、持ち帰って箱の蓋を開けると、そこにはフェナリナーサの王様の像しかありません。呆然とするチムル達でしたが、モモがそれに書いてある文字を頼りに、前に見つけた指輪を像の指にはめると、像が動き出しました。やがて像が王冠を取ると、中にはたくさんの宝石が詰まっていたのです。喜ぶチムル達。その頃、フェナリナーサでは、へそくりがばれた王様が、王妃様に追いかけまわされていたのでした。

ほうがんのこだわり
私がこの回の真の主人公は誰かと問われれば、間違いなくフェナリナーサの王様だと答えるでしょう。これまではたいてい1または2シーンに登場するだけだった王様と王妃様ですが、今回はようやく(?)出番に恵まれ、まさに大活躍といった感じです。声優さんのアドリブも、やたらと気合いが入っています。王様の挙動不審を見抜く王妃様の勘もさておき、それ以上に王様を「許しません!」と追いかける王妃様の凄いこと! いやはや、いつの世でも、女という生き物は…。しかし、あの場面ですら王妃様の周囲は「キラキラ」なんですよね。さすが。
とまぁ、余談(?)はこのぐらいにして、この話はモモの心理描写が冴えた回でもありました。ババリ島ですっかり二人だけの世界を作ってしまったパパとママの様子を見て、ちょっぴりおセンチになる場面は、いろんな意味で示唆に富んでいます(それとなく思いやるシンドブックが、これまたいいですね)。ラストシーンでパパとママに「うん、とっても楽しかった」と笑顔で応えるモモの姿が、この場面と対をなしていることは、いうまでもないでしょう。モモにとって、地球にいるパパとママも、やはり大切な家族なのです(王様と王妃様がこの場面を見ていないところが、暗示的です)。そして、パパとママにとっても、モモは大切な一人娘なんですね。あのシーンは、地味ではありますが「モモ」屈指の名場面といえるでしょう。
お話自体は他愛ないものなのですが、例によってゲストがそれを盛り上げてくれます。特に楽しいのは、入れ歯のサメくんでしょう。リンゴで手なずけられるなという突っ込みを入れたくもなりますが、あの砲弾キックは見事でした。大砲を発射してからワルブル達に命中するまで、わざわざあれだけ時間をかけて描くあたり、スタッフも相当悪ノリしていたようです。もちろん、声優さんもね。
あぁ、それから、もちろん、舞台が海ということで、モモの水着姿が見れるというのが、この話の大きな特徴でした。冒頭、モモの水着をビキニにするかワンピースにするかで喧嘩するモチャーとピピルが楽しいです。その結果は、まぁ画面をご覧いただきましょう。そういった点において、マニアの皆さんにやたらと受けがいい話なのですが、それ以外にも見どころの多い佳作だと思います。…個人的には、チムルの水着姿もなかなかだと思うんだけど…。
ちなみに、この回のED声優テロップは大混乱なのですが、このページでは正しい(と思われる)表記に修正してあります。


モモ・トップへ	解説扉へ	前回へ	次回へ

第18話

南の島の秘宝