Fairy Princess MINKY MOMO 魔法のプリンセス・ミンキーモモ 第27話 魔のトライアングル

ゲストキャラクター

チャコ	原えり子	キャプテンホック	野本礼三
船長	屋良有作	子分	広瀬正志
子分	福士秀樹

今回のパパ(P)とママ(M) P:新聞を読んでいる M:パパにコーヒーを入れてあげる

モモの魔法(変身) 海賊退治の船長になぁれ! 船よ元どおりになれ!

今回の王様(K)と王妃様(Q) K:遊覧船の甲板によじ登る Q:客人を歓迎

ペンダントが光った理由

言及なし。(父親と再会したいというチャコの夢をかなえた)

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ものがたり
ポンミューダ島→フェナリナーサ

原因不明のまま船が姿を消す「魔のトライアングル」があると恐れられているポンミューダ海域で、また船が遭難しました。モモはその謎を解こうと、さっそく現地へ向かいます。ポンミューダの港では、チャコという少女が、遭難した船の船長だった父の帰りを待っていました。モモは海に行って探してみようと、チャコを誘って遊覧船に向かい、留守番の少年をそそのかして、船を出航させました。ところが、そこにキャプテン・ホックが率いる海賊船が襲撃してきました。モモは海賊退治の船長に変身して応戦しますが、大砲でマストを折られてしまいます。その時、空から不思議な光が遊覧船を包み込み、船はそのまま空の彼方へ飛び去ってしまいました。 モモとチャコが気がつくと、そこはフェナリナーサの湖でした。ポンミューダ海域とフェナリナーサが異次元でつながっていたのです。チャコの父親の船もすぐに見つかり、2人は再会を喜びます。モモは魔法を使って船を修繕すると、再び地球に戻り、見事にホック一味を退治したのでした。

ほうがんのこだわり

バーミューダトライアングルがこの物語の下敷きにあるのは、最初の1シーンで判ってしまいますが、そこに「海賊退治」というイベントを組み込むことで、単なる二番煎じではない、ファンタジーあふれるお話に仕上がっています。こういう味付けが、いかにも「モモ」らしくていいのです。 その印象を一段と強くするのが、ラストシーンです。遊覧船の少年(珍しく名前の設定がありません)は、マストが折れてから気を失ったままで、船が港に戻るまでの波乱万丈を全く知りません。「(これまでの体験は)夢だったのかな」と呆然としていると、桟橋の向こうからチャコとその父親の姿が歩いてきます。そこから先の物語を描かないあたりが、余韻を感じさせて秀逸です。 今回、モモは久しぶりに里帰りということになります。もっとも、それは本人が予期していない形だったので、最初はかなり戸惑っていたようです。一方、迎える側の王様・王妃様はすっかりお喜びのご様子。そりゃそうでしょう。まだがらんとした宮殿でひさびさの地球人(チャコ達)を迎える様子も、また楽しげです。ここでのチャコの父親の態度が、いかにも立派な船長さんらしくて、いいですね。 久々に描かれる派手なアクションシーンは、ちょっと描写が荒い部分もありますが、ここは細かいところは考えないのが正解です。お供の3匹の活躍ぶりにも、ぜひ御注目を! ところで、カリブ海に浮かんでいるはずのポンミューダ島ですが、流れている音楽はなぜかハワイアン。ちょっと笑えます。BGMといえば、モモ達の遊覧船が空へ浮かぶ場面では、フェナリナーサのテーマが効果的に使われていました。