Fairy Princess MINKY MOMO 魔法のプリンセス・ミンキーモモ 第34話 地底の国のプリンセス

ゲストキャラクター

レイ

秋山るな

男

広瀬正志

今回のパパ(P)とママ(M) P:エスキミー犬の円形脱毛症治療 M:(登場せず)

モモの魔法(変身) 突貫工事の現場監督になぁれ!

今回の王様(K)と王妃様(Q) K:王妃様の言葉に泣き出す Q:言いすぎたかと反省する

ペンダントが光った理由

言及なし(レイの王国を守った)。

ピピル

ピピル

ピピル

ピピル

スロット

ピピル

ピピル

ピピル

ピピル

前回へ

解説扉へ

次回へ

ものがたり
エスキモーの村→地底の王国

エスキモーの村まで往診に来ていたパパは、吹雪の夜、かわいい女の子の訪問を受けました。その子の求めに応じて出かけたパパは、案内された場所に翼竜がいるのを見て目を回してしまいました。翌日、パパが行方不明になったと連絡を受けたモモは、その村にやって来ました。村人から地球の割れ目にのみ込まれたんだと聞かされたモモは、グルメポッポでその中へ突入します。途中で気を失ったモモ達でしたが、果たして、グルメポッポは無事に地底の恐竜の国にたどり着いたのでした。 さっそくパパを探しに出かけたモモ達は、恐竜に襲われてあわやというところをレイという女の子に助けられます。タラッコ族の王女であるレイは、他の人たちが地上に出て行った後も、一人この国を守っていたのでした。レイの宮殿に案内されたモモは、そこにパパを見つけてビックリ! でも、パパはモモを見ても知らんぷりで、すっかりレイのパパになっています。不思議に思うモモでしたが、ピピルの失敗から、パパが食べているピンクの実が原因と分かります。モモはパパを取り返そうと息巻きますが、シンドブック達がその場をとりなします。レイも寂しかったのです。 その時、火山が噴火し、溶岩が流れ出しました。恐竜達を守るために出かけるレイに、モモは自分も手伝わせてと申し出ます。二人の活躍で恐竜の国は守られ、すっかり仲よくなったレイは、モモにパパを返すのでした。

ほうがんのこだわり

「モモ」に登場した数多くのゲストキャラの中でも、今回登場するレイちゃんはすこぶる人気です(後のOVAでも登場します)。もちろんとてもかわいいから、というのが第一の理由なのですが、それだけではない何かが彼女にはあるように思えます。--そう、モモと同様、彼女もやはり王女様であり、そして寂しい女の子なのです。 ピピルの活躍(?)でパパの秘密を知ったモモは、さっそくパパを取り戻しに行こうとしますが、シンドブックとモチャーに止められます。どうして、と反発するモモに、2匹は宮殿の中の様子を見るように命じます。そこにいたレイとパパの姿を見て、モモは何を思ったのでしょうか。もちろん、直後の台詞や態度で表現されてはいるのですが、本当にそれだけでしょうか? たった一人で見知らぬ土地にやって来た10歳の女の子として、モモがレイの姿と自分をどう重ねあわせたのか、ぜひ思いを馳せてください。 それゆえモモは、「自分がパパを取り返す」のではなく「レイちゃんがパパを返してくれる」事を望んだのです。噴火から恐竜達を守るた出発するレイに、モモは駆け寄り、「私も魔法の国フェナリナーサのプリンセス。きっとお役に立つわ」と話します。互いに見つめあう二人。ややあって、モモの気持ちを理解したレイは微笑み、モモは自らの望みを叶えます。このシークエンスは「モモ」の中でも極めて特異なものでしょう。 と、とても子供向けとは思えないシリアスなドラマがあった一方で、今回の演出も小技が冴えました(笑)。何といっても、ピピルの変身ぶりは傑作でした。あの力こぶには脱帽です。地底にもぐり込むシーンや地底にやって来て何やらうきうき気分のモモ達の描写をはじめ、宮殿でパパが見ているテレビ画面(こらこら)やダンベル体操に燃えるシロクマ君など、あいかわらずやってくれます。そういえばエピローグでの「モモの父親」を巡る王様と王妃様のやり取りも楽しい。まぁ、どんな父親でもあんな風に言われたら泣きたくもなるでしょうが(笑)。 モモ達がエスキモーの村へ向かう場面では、緊迫感がない3匹を珍しくモモが叱る場面が登場します。「要するに2人とも、モモの愛すべきパパさんなの!」と怒るモモの姿、これが今回のキーポイントなのかもしれません。