Fairy Princess MINKY MOMO 魔法のプリンセス・ミンキーモモ 第41話 お願いサンタクロース

ゲストキャラクター

ポール	鈴木れい子	オットー(少年)	高木早苗
ルピン	笘見純	サンタ	村松康雄
郵便局員A	福士秀樹	郵便局員B	広瀬正志

今回のパパ(P)とママ(M) P:サンタに変身!? M:モモの妙な台詞に不思議がる

モモの魔法(変身) 怪盗レッドキャットになぁれ!

今回の王様(K)と王妃様(Q) K:サンタのプレゼントをせびる Q:サンタの顔色に案じる

ペンダントが光った理由

言及なし(サンタクロースを復活させた)。

今回のハッピーティア

トルコ石(12月の誕生石。「成功のしるし」)。

シンド

ピピル

モモ

モチャ

スロット

モモ

モモ

モモ

モモ

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ものがたり
どこかの町→北極(サンタの工場)

もうすぐクリスマス。モモ一家が歩いていると、ポールという男の子がサンタクロースなんかいるはずがないと言って、他の子供たちと喧嘩しています。みんながなだめますが、ポールはサンタがいない証拠を見せてやると言って、サンタ宛の手紙をポストに入れて走り去っていきました。ポールは幼い頃に両親を亡くし、これまでクリスマスプレゼントをもらったことがなかったのです。 パパ・ママや街の子供たちが言っているサンタがフェナリナーサの本物のサンタとは別人だと知ったモモは、ポールの手紙を引き取って本物のサンタに届けようと郵便局に行きますが、たくさんのサンタ宛の手紙を見せられて体よく追い返されてしまいました。不思議に思ったモモたちがその夜手紙の行方を調べると、郵便局員がサンタに代わって手紙に返事を書いていたのでした。優しさに感激するモモ。モモたちはサンタ宛の手紙をこっそり盗み出して、北極にいる本物のサンタのもとへ届けに行きました。 本物のサンタは、子供たちが夢や希望をなくしてしまったとしょんぼりしていました。しかし、モモたちが持ってきた手紙を見て、プレゼントを作り出す夢の機械をもう一度動かしはじめます。でき上がったプレゼントの山を橇に積んで、分身したサンタは世界中に旅立っていきました。 クリスマスイブの夜、モモはレッドキャットに変身して子供たちにプレゼントを配ります。ポールの家にはモモの他に、怪盗ルピン、パパ、郵便局員、ビラ配りのおじさんのサンタが鉢合せしてしまいます。そこに本物のサンタが現れて、みんなびっくり! 夜空へと去ってゆくサンタの姿に、大人たちは童心に帰ったのでした。

ほうがんのこだわり

世にクリスマスをテーマにしたTVアニメやドラマは、それこそ星の数ほどあるでしょう。でも私は、この作品以上に素敵なものに出会ったことがない。そう言い切ってしまえるほど、このエピソードは私の心を温かくしてくれます。その温かさが何なのか、こまごまと説明する必要は、一度でもこのエピソードを見た人には不要でしょう。…でも、私なりの視点を説明するのがここの役目ですから、蛇足を続けます(笑)。 倉庫の天井から子供たちの手紙に返事を書く郵便局員を見てモモがつぶやく「みんな、ファンシーなのね!」という台詞に集約される、大人のキャラクターたちが夢を大切にする姿が、私にはとても嬉しいのです。 サンタがいないことを、サンタ宛の手紙をポストに入れることで証明しようとするポールの姿に、パパとビラ配りのおじさんは心を痛めます。そのポールの手紙に目が留まった郵便局員は、表情を曇らせます。そして、プレゼントを届けた家の子供の、このプレゼントはポールにあげてという願いに、ルピンは心を動かされます。そんな彼らの、見知らぬ子供のために夢を叶えてあげようというささやかな勇気に、いまや大人になった私は、心からの共感と声援を送ります。彼らこそ真に祝福されるべき人たちであり、その証として、本物のサンタが彼らの頭上を舞います。割り台詞(名場面!)で驚く彼らですが、やがてその事実を受け止めます。そう、サンタは確かに彼らの前にいたのです! この話を見て以来、サンタの存在を信じるかと聞かれたら、私は大きな声で「もちろん!」と答えることにしています。だって、ポールの出した手紙にはきちんと返事がくるじゃありませんか! それに、クリスマスにはプレゼントがもらえるじゃありませんか! …え、そうじゃない子供がいっぱいいるって?? そんなことをおっしゃるあなたには、あるサンタが言った、次の台詞を贈りましょう。 「サンタクロースは、何人いてもいいものです」 世界中の全ての子供たちと、夢を忘れない大人達に、メリー・クリスマス!!