| 食事(時間不明):野菜サラダ・ソーセージ・水(あるいはジュース) (14人→7人?) ひとこと:ジェイナスに戻って最初の食事は、ジミー達が頭の手当てをしてもらう場面に相当します。既にほとんどの子供たちは食事を終えており、年長組の多くは自分の持ち場に向かっていて、残った子供たちだけで物語が進みます。 自分の荷物を大事そうに抱えて走り去るジミーを見て、パパやママの物が見つかって幸せよ、と彼を羨む子供たちの描写が冴えていました。ジミーの両親がこの世にいないことを、この時点ではまだカチュア以外は知らないことに留意してください。 |
食事当番=クレア・ペンチ・シャロン・カチュア「ジェイナスの調理器もちゃんと使えそうで助かったわ。これからは年下の女の子にもお料理手伝ってもらわないと。(クレア)」 ジミー「……………」 |
| 今回は食事シーンなし | (今回食事についてコメントできる人はいません) |
| 飲み物:コーヒー(ケイト・カチュア) ひとこと:今回も実質的な食事シーンはありません。 ちょっと込み入った話をするのに、一杯の飲み物がもたらす効果は、古今東西変わらないようです。 |
ケイト「時間さえあれば、カチュアから様々な事実が分かるかもしれない。しかし、私達の置かれた状況は、そんな時間を与えてくれない。彼女には状況がもう少し落ち着いてから、改めてヒアリングをしてみたい。しかし、彼女はどうしてあんなことを言い出したのだろうか、気になるわ。」 |
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朝食おかゆ・飲み物(ラレドへの病人食)、紙パック入りミルク(スコット) 昼食:野菜炒め・オムレツ風の焼き物、ジュースのパック(マキ) |
食事当番(朝食)=ペンチ「せっかくあの人のためにお料理を作ってあげたのに(後は言葉になりません)…」 食事当番(昼食)=フレッド・ケンツ「せっかく僕がいっしょうけんめいに料理を作っても、ケンツが作ったのといっしょになったらむちゃくちゃになっちゃったよ。あーあ、あれがみんな僕が作ったと思われちゃったら、ちょっといやだなぁ(フレッド)。」 |
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飲み物:バーボン(ケイト) 夕食?…パン・ミルク・ソーセージ・生野菜・ステーキ?・果物(バナナ・オレンジ)(12人+ロディ) 間食:バナナ(シャロン) ひとこと:(今回は食事シーンが多いので、分割します) おそらく昼間から酒浸りになっているケイトの姿が、とてもリアルでした。彼女の組んだ足の向こうにロディが見える場面などとてもアダルトな雰囲気で、ロディにとっての越えられない一線が見事に描写されていました。 次に描かれる食事シーンは、その豪華さにちょっと驚かせます(食事当番は描写されません)。みんな揃って食べる習慣なのに姿を見せないケイトの事を、子供たちは心配します。ここでケイトの部屋に食事を持っていけるのは、13人の中ではやはりクレアだけですね。こうしてドラマが幕を開けたのでした。 そしてこのドラマの狂言まわしを務めるシャロンは、デザートをこっそりくすねていたのでしょうね(笑)。 そして、ケイトが再びお酒を… |
ケイト「ロディの言いたいことは、私にだって分かるわ。でも、この船の中には私が相談できる相手がいないのよ…この辛さは、あなたには分からないわ。ねぇ、そうでしょ、クレーク博士…」 ロディ「(悔しさで言葉になりません)」 クレア「だって私、何の心構えもできていなかったの。ただ、ケイトさんが心配だったから、あの部屋に行こうって。だからあの時は、ただびっくりしちゃって…。もし、あの時、私がもっとしっかりしていれば…」 シャロン「最初はぬすみ食いが見つかると思って隠れてたんだけどさー、まさかあんな話が聞こえてくるなんて、ちょっとショックだったぜ。」 マキ「あたい、やっぱまだ子供なんだね。ごめん、クレア。でも、これからどうしよう…」 カチュア「どうしてケイトさんがお酒ばかりのむのか、よく分からないわ。それに、みんなの視線も。」 |
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飲み物:バーボン(ケイト) 朝食…パン・ソーセージ・生野菜・スープ(11人) 飲み物:何か冷たい物(実際には描かれず) ひとこと:ケイトとロディの会話は同じお酒を扱ったシーンなのですが、AパートとBパートではその場の主導権が完全に逆転しています。ケイトが胸元を気にして初めて、ロディがその事実に気づくのが心憎い。グラスが落ちるシーンが、物語の大きな転機と重なっています。 そして問題の朝食の場面。この一連のシークエンスの描写のすばらしさは、何度見ても飽きることがありません。それはひとえに、あの白々しさの空気感をあそこまで丁寧に描き込んだ演出の力でしょう。 高まってゆく緊張を打ち破るフォークの音、そしてついに訪れる破局のとき。必死にその場を取り繕おうとする年長組の思いをよそに、当事者同士は自分の道を突き進んでいきます。まるでそれを隠すことが許されないことを知っていたかのように振舞い、互いを傷つけてゆく子供たちの姿が痛々しいまでにリアルで、私達に大きな衝撃を与えました。 普通ならもっと他の状況下で描かれるだろうこうした場面を、敢えて食事時を舞台にするところが、この作品の魅力の一つでしょう。 |
ロディ「(気恥ずかしさと緊張で言葉になりません)」 ケイト「ロディ…。あなたは…」 食事当番=マキ「今日はいつもよりスープ鍋が浅かったから、ちょっと作りにくかったなって思ってたの。でも、せっかくだからみんなに食べてもらおうと持っていったの。そしたら、ケンツがあんなことを言い始めて…。あたい、何とかジミーを止めようとしたんだけど、あの子の迫力にはかなわなかった。」 シャロン「オレはさー、聞いたことをみんなに教えてやろうと思ってただけだったのによ、ケンツのヤツがいきなり大声たててどなり出すんだから、まいっちまったぜ。…そりゃ、オレだって少しは責任感じるけどよ、あんなこと、どうせ誰かが言わなきゃなんないじゃん。」 |
| 朝食…コッペパン・野菜(ブロッコリー?)・飲み物 (10名、不在はケイト・ロディ・マキ・カチュア) ひとこと:子供たちが何か重大なことを決めようとするとき、ここで初めて食事の時間が用いられました。これ以降、食事時間には一種の公式発表の場としての性格を持つ機会が増えます。マルロやルチーナにも自分の意見を示すことを求めるスコットの姿は、当時としては新鮮でした。いつまでたっても席に現れないカチュアを心配するジミーでしたが、その不安はやがて現実のものとなり、物語は大きな山場を迎えます。 |
ジミー「あの…ボク、あのとき、カチュアのことが気になっていたんだけど、みんなにうまく言えなくて、その…」 ケンツ「だって、あの席にカチュアがいたりしたら、何言い出すか分からなかったじゃないか! だからオレはあいつかいなくて良かったと思って・・・。オレだって、つらいよ」 スコット「カチュアが何をするかなんて、僕には全く予想もつかなかったんだ。今だからどうしてあの時と言えるけど、あの時の僕には、ジェイナスの進路をどこに向けるかを決めるだけで精一杯だったんだ! でも、もし僕がもう少ししっかりしていれば…」 |
| 今回は食事シーンなし ひとこと:クレアとペンチが夕食の用意をしていたのですが、実際にそれを食べる場面は描かれませんでした。この描かれなかったという点が実は重要で、子供たちの精神的に追い詰められた姿を、より強く印象づけています。そんな中でも笑顔を絶やさないクレアの優等生的な振舞いは、19話への伏線なのでしょうか? |
食事当番(朝食)=クレア・ペンチ「お食事のときぐらい、みんな明るく食べてもらおうと思っていたんだけど。結局ロディは来なかったわ。別に誰もロディが悪いなんて思っていないけど、きっと責任を感じているんでしょうね(クレア)」 「もうケイトさんにお料理を教えてもらうことができないと思うと、とても悲しかったの。でも、クレアさんの言うとおり、笑ってお食事しないと(ペンチ)。」 |
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