<<ベルウィック星編>>

第5話「憧れの操縦席・ラウンドバーニアン起動」

(ナレーション・日誌ともになし)

2058年10月26日 クレーク博士がジワイメルウ基地にいく間、指揮官役を任されてしまった。クレアはあんな風に言ってくれるけど、やっぱり僕には向いていないように思う。でも、クレーク博士の連絡では僕たちの救出を軍に認めてもらったらしい。これでようやく僕たちも両親に再会できそうだ。 RVの訓練も始めたけど、どうやらこれもする必要がなさそうだ。しかし、本当はもう少し上手にできると思っていたのに、RVの操縦は難しいんだな。

第6話「博士をさがせ! 異星人との遭遇」

(ナレーション・日誌ともになし)

2058年10月26日 行方不明になったクレーク博士の捜索に、ロディ・バーツとケイトさんが出かけた。うっかり「死んだ」なんて口を滑らしてしまったけど、なんとか無事でいて欲しい。 今日は基地の乾燥機が故障してしまい、大変だった。でも、これで明日ケイトさんたちに話すネタができるかもしれない。そういえば、今日はクレアと久しぶりにゆっくり話すことができて、嬉しかった。

第7話「孤立した14人・異星人飛行物体襲来!」

(ナレーション・日誌ともになし)

2058年10月27日 やっぱりクレーク博士は死んでしまったのだろうか。ケイトさんの姿が痛々しかった。 そういえば、今日は異星人がやってきたときにルチーナが迷子になってしまい、大変だった。銃を持つのは今日が初めてだったし、とても怖かった。でも、バーツやケンツに負けてはいられないし、それ以上に指揮官として頑張らないといけなかったので、必死だった。ともかく、みんな無事でよかった。それにしても、一体軍はいつになったら救出に来てくれるんだろう。

第8話「高ゲタ作戦!? 小さな戦士の出撃だ!」

(ナレーション・日誌ともになし)

2058年11月×日 ケンツやフレッドたちは、一体何を考えているんだ。背伸びをしたい気持ちは分かるけど、みんなに迷惑をかけてはいけない。あんまり勝手なことをされると困ってしまう。しかし、ロディとバーツは、RVの操縦が上手くなったようだ。僕も彼らを見習わないと。でも、ああいう操縦は、やっぱり苦手なんだ。

第9話「雷鳴の中の敵襲! 僕達だけで戦うんだ!」

N//人類は、ベルウィック星を足掛かりに、緑豊かなクレアド星にも開拓の手を伸ばしていた。しかし、突然飛来したアストロゲーターの手によって、一瞬のうちに炎の地獄と化してしまった。脱出した民間人たちは、練習艦ジェイナスで、ベルウィック星へと望みを託した。だが、目的地に無事たどり着けたのは、子供を含む15人を数えるだけだった。司令部へ援軍を求める彼らの前に、何の応答もないまま、数日が過ぎていった。

2058年11月3日 あぁ、どうして僕はあんなうかつなことをしてしまったんだろう。バーツの言うとおり、みんなに相談すればよかったのに。やっぱり僕には指揮官役は向いていないんだ。もっと僕がしっかりしないといけないのに、もう自信がない。 でも、みんな懸命に戦っていた。いつも勝手なケンツには参ったけれど、ロディ、バーツ、そしてシャロンたちの活躍があったから、なんとか生き延びたんだと思う。軍からの救出部隊は僕たちのことを本当に助けてくれるんだろうか。

第10話「宇宙か地か--基地攻防の大決戦!」

(ナレーション・日誌ともになし)

2058年12月×日 今日は大変な一日だった。みんな勝手なことを始めるから、せっかく集まった仲間がばらばらになるんじゃないかと心配した。でも、最後はみんなが一つにまとまってよかった。僕のドライブテクニックがこんな形で役に立つなんて、思いもよらなかった。バーツやケンツたちも、少しは僕のことを見直してくれたんじゃないだろうか。 でも、ジワイメルウ基地が壊滅してしまった今、僕たちは自分たちの手でジェイナスのもとに戻るしか、両親と再会する手段がなくなってしまった。ロディはなんとかなると言っていたけど、本当にだいじょうぶなんだろうか。今はとにかく頑張るしかない。明日から忙しくなりそうだ。