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バイファムという作品を語る上で見逃せない小道具の一つに、スコットがつけていたジェイナス号航海日誌を挙げることができるでしょう。時にはスコットが実際に録音機に向かってみたり、あるいはスコットの独白という形で綴られた一連の台詞は、物語の進む方向を示す格好の道案内として、作品中重要な役割を占めていました。 ここでは、その航海日誌・そして番組初期に流れていたナレーションを紐解くことで、この作品のストーリーを追ってみることにします。そこから浮かび上がるこの作品のもう一つの姿を見つめ直すことで、各々のエピソードの意外な一面が見えてくるのではないでしょうか。 ちょっとした余興として、「子供たちの一人」として、スコットが日記をつけていたら…というお遊びをしてみます。彼がこの旅路の中で何を感じ、そして何を学んだのか、ほうがんなりに考えてみるというのが本来の趣旨なのですが、はてさて。 各ページとも、左側の枠が実際の作品における航海日誌(D)またはナレーター(N)、右側がスコット自身の日記となっています。なお、ごく一部については左側にボギーの音声(B)や、その他のキャラクターの独白も収録しています。スコットの日記の部分に関しては、ほうがんが文責を負っています。スコットがこんな事を書くはずがない! と思われた方は、ほうがんまで該当話数の日記をお寄せいただければ、原則的に全て掲載いたします。なお、日記の日付は、作品内での航海日誌の日付などをもとに推測してあります(一部の話数で注釈がありますので、参考にしてください)。 なお、便宜上このコーナーも、作品全体を「133文字で語るものがたり」と同様の形で区分して紹介してあります。 |
