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→上村
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| 脚本 | 平野靖士 | 絵コンテ | 奥田誠治 |
| 演出 | 網野哲郎 | 作画監督 | 富沢雄三 |
| スコット | ロディ | バーツ | フレッド | ケンツ |
| ジミー | マルロ | クレア | マキ | カチュア |
| シャロン | ペンチ | ルチーナ | ケイト |
| コンピューターの声…松井菜桜子 | ナレーター…富田耕生 |
| ジワイメルウ基地からの連絡が来ないまま1週間が過ぎた。みんなの不安も高まってくる。指揮官役のスコットはしびれを切らしてジワイメルウとの交信を試みるが、返事は来ない。逆に、通信を傍受したのだろうか、敵のARVジャーゴが偵察に来てしまった。 雨の中しまい忘れた洗濯物に敵が気づいたとき、一人飛び出していたケンツがバズーカ砲を発射するが弾は外れてしまう。それに気付いた敵は攻撃をかけてきた。ロディとバーツはケンツを救おうとディルファムで応戦するが、シミュレーターのように上手く戦えない。とうとう2人が追い詰められたとき、マキ、シャロン、フレッドがディルファムで繰り出した。たじろいだ敵にロディが反撃し、1機を倒したところで、敵は撤退した。しかし、敵に存在を知られてしまったため、今やアゾレックも安全ではなくなってしまった。 |
| 自分が倒したARVから逃げ出す異星人の姿を見て、ロディは動揺します。後でケンツが「どうして奴のとどめを刺さなかった」と非難すると、ロディはきっと彼をにらみ、バーツは「俺たちは人殺しをやっているんじゃない」と声を強めます。この物語でも後半になれば、子供たちは平然と敵を倒し、とどめを刺してゆきます。しかし、それでも最初は彼らなりに葛藤があったはず。バーツの言葉がかすかに救いを持たせてくれるのでした。 今回、ロディたちを助けたマキやシャロンたちも、いつの間にかシミュレーターで練習してたんですね。そこで活躍したのが、前回のトラブルのもととなった「高ゲタ」。子供たちは決してあきらめないものなんだなぁ。シャロンは台詞にもあるとおり、今回のRV搭乗が最初で最後の機会となりました。 落雷によって基地が停電になったとき、いち早くろうそくを持ち出したのはジミーでした。例によって武器を持ってくるのは全てが終わってからなのですが、ある種の事柄に対する彼の反応の速さは、今後の物語で幾度か大きな役目を果たします。また、今回もシャロンのパンツネタが登場します。黙っておけば誰にも知られない話なのですが、あの場面で敢えて口にしたのは彼女なりの計算があったからなのでしょう。その会話の直接の相手がケンツになるように計算し尽くされた画面構成には恐れ入ります。そのケンツはシャロンに裸を見せつけられてどぎまぎしていますが、彼がやがてエロ本の第1発見者になったときの態度と比べてみると、面白いものがあります。「（洗濯物を）干す係だもん、しまうなんて知らねーよ」と言ってのけるシャロンや、責任を感じて敵が去った後もひたすら銃を撃ち続けるスコットなど、みんないい味を出すようになってきました。 |
