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| 西暦2058年、恒星間航行技術を手にした人類は、地球から43光年はなれたイプザーロン太陽系にまで進出を果たしていた。その第4惑星ベルウィックには既に数万人が入植しており、さらに第3惑星クレアドにも入植を始めようとしていた。 そんなある日、クレアドの入植地に突如として異星人（アストロゲーター）が攻撃を仕掛けてきた。民間人はかろうじて宇宙ステーションに脱出する。混乱のさなか、親とはぐれてしまった子供たちは、地球軍の練習艦ジェイナスに乗艦した。 ジェイナスは敵の攻撃で多数の犠牲を払いながらも、ベルウィックの第2ステーションにたどり着いた。ここで地球軍の保護を受けるために地上に降り立った子供たちだったが、ベルウィックの地球軍は壊滅状態となっていた。そこで子供たちは、別れてしまった両親に再会するために、自分たちだけで地球に戻ることを決意して、再びジェイナスで宇宙を旅することにした。 途中、子供たちの一人カチュアが実は敵である異星人=ククトニアンだと分かったり、ただ一人の大人であったケイトが死亡したりと様々な困難を乗り越えながら、次第に子供たちは友情をはぐくんでいった。 |
| 地球に向かっていたと思っていた両親が実はククト軍の捕虜となっていたことを知った子供たちは、地球行きを中止して、捕虜の収容先であるククト星の衛星タウト星に向かった。しかし、そこに捕虜の姿はなかった。知り合ったククトニアンのリベラリスト・ジェダの話によると、地球人の捕虜はククト星に移送された後だった。子供たちはジェイナスをククトに強行着陸させて、両親の後を追うことにした。 ククト軍のエース、ミューラァの執ような追撃に苦しみながらも、子供たちは両親を探し続ける。途中出会ったククトニアンの子供たちとは、いつしか友情が芽生えていた。 ジェダたちのの協力を得て、子供たちは何とか両親のいる収容所にたどり着く。しかし、「あと半歩」というところで両親たちは地球軍によって救出され、子供たちの目前を飛び立っていった。 悲しみに沈む子供たちだったが、リベラリストが地球軍にコンタクトを取ることに成功し、子供たちは再び宇宙に戻った。ククト軍の猛攻を突破した子供たちは、ようやく地球軍に保護され、両親の声を聞くことができた。ククトに残ることを決意したカチュアとジミーを残して、他の子供たちは地球へと帰っていった。 |
