テーマ分類	青春・友情	曲の様式	POPS
J-POPの巨星、大江千里が、作詞・作曲・編曲・うたと全てを担当した。もちろん、そこに展開されるのはいつもの大江ワールド。この世界が好きな人にとっては最高の曲かも。いつの間にか過ぎてしまった夏の日を想いながら、秋という季節を生きる少女（歌詞に明示はされていない）を、普段着の言葉から慎重に選んで歌い込んでいる。コーダに入ってから再び冒頭の歌詞が登場するが、それぞれでの意味が微妙に変化しており、味わい深い。第４音を意図的に使わないという、いわゆる「6音音階」を全面的に採用しており、上昇音形での跳躍感が独特の効果を生み出している。

映像作者	金丸雅代
映像分類	写真
久しぶりに写真（静止画像）を全面的に採用した映像となった。かわいいけど、ごく普通の高校生（当方には資料がありません）を狂言廻しにして、どこにでもありそうな、少しずつ深まりゆく秋の景色を淡々と重ねあわせている。いかにも秋らしい、赤を基調にした色彩処理も見事。最初と最後に登場する少女のアップで、ビデオ収録時に露出を変化させることで少女の瞳の映り具合を変化させている、映像スタッフの演出が心憎い。なお、映像中に登場する鉄道は東京急行電鉄世田谷線山下駅付近との情報があるが、未確認。