テーマ分類	子供・家族	曲の様式	JAPANESE
この番組では時折登場する、いわゆるバッタモノユニットの曲。ある番組で競演した大仁田(「高校生」プロレスラー)と田中(元クリスタルキング)の話がもとで、そこに大仁多と同じ年の友人でもある中島(日本を代表する女性シンガー)が加わったのが、このユニット=「サンドイッチ」(テキスト参照)。ところが、期待はいい方に裏切られ、真っ向勝負で吉幾三の曲と渡り合った歌唱が、深い味わいを持つ佳作に仕上がった。吉の手による歌は、親子の口には出せない愛情を、演歌調の旋律にのせてストレートに歌ったもの。それに臆することなく、堂々と歌い切った3人には、素直に賛辞を贈りたい。3名の個性のミスマッチさが、かえって好印象を与える。特に田中の声色を存分に活かした間奏部は、お見事。

映像作者	劇団影ぼうし+片桐飛鳥
映像分類	影絵+写真
ロングバージョン初の影絵が登場。前月の「大きな月」から2回連続で新曲に影絵が用いられるのは、おそらく史上初の試み。以前の番組ファンにはおなじみの劇団影ぼうしのシルエットは、独特の色彩感があって、歌の世界を優しく描いてくれる。そこに織り込まれる片桐飛鳥の写真は、撮影時の効果で独特の効果を狙ったものだが、ちょっとくどい部分もあって、評価が分かれるところ。