• 任務名称…ジェイナスの発進
• 任務種別…その他
• 作戦空間…第2ステーションから巨大惑星に向かう遷移軌道へ
• 評価…ジェイナスを無事ベルウィック星第2ステーションから発進させ、地球への航行を開始した

子供たち(ジェイナス)

ククト第三軍

(なし)

子供たち

ククト第三軍

(戦闘は発生せず)

• ケンツ軍曹…やっほー! 俺たちのジェイナスがついに発進したぜ! このまま一気に地球に向かって、父ちゃん母ちゃんに追いついてやるぜ!
• ロディ…ようやくジェイナスが発進した。本当はここからが大変なんだろうけど、僕たちは決してくじけない。必ず地球に帰って、両親に会うんだ。絶対に。
• マキ…こんな大きな船のエンジンを扱うなんてはじめてだもん、とっても緊張した! でも、ホントのところはボギーが大半をやってくれてたんだけどね。
  
• シャロン…ニャハハ! オレのカウントダウン、かっこよかっただろ?
• ケイト…このまま敵に遭うことなく地球に到着すればいいのだけど、そんな奇跡には期待しない方がいいのかもしれない。もし、その時がきたら、私たちはどうすればいいのだろう。
• スコット…ありがとう、ケイトさん。そして、ありがとう、みんな。このままみんないっしょに、父さんや母さんのいる地球に帰るんだ!
  

この任務におけるジェイナスの発進シークエンスは、21世紀の現在の視点から見ても実によく研究されていて、現在のアニメ作品と比べても遜色ないものです。これだけの描写を1980年代に成し遂げていたスタッフの力量には、賞賛を惜しみません。
緊張に包まれたブリッジ内部で、ボギーが一人冷静に発進作業を遂行してゆくのが、とても楽しい。そして無事に発進作業が終了したあと、喜びを爆発させる子供たちの姿がいいのです。
なお、この時点ではジェイナスの最終目的地は地球だったことを、もう一度確認しておきます。地球へ向かうための一種のワープ航法を行うためには、事前にジェイナスの速度を十分速める必要があるため、ジェイナスは巨大惑星に接近して加速する(フライ・バイ)軌道を進むことになります。ちょうど放送当時は、パイオニアやボイジャーといった惑星探査衛星の話題が多く、こうした用語がニュースでも流れることがありました。