• 任務名称…ラレドの囮作戦
• 任務種別…その他
• 作戦空間…ベルウィック星から巨大惑星に向かう遷移軌道上
• 評価…謎の男(ラレド)がジェイナスの小型艇を奪い、敵の戦闘機に囮として接近、撃破された。

子供たち(地球軍練習艦ジェイナス)

ククト第三軍

●主戦力
・戦闘機×3

子供たち

ククト第三軍

●戦果
・撃墜…小型艇

• ケンツ軍曹…それ見ろ、やっぱりあの男は怪しいヤツだったんだ!!…けど、なんでジェイナスの囮になったんだろう。最後の通信の意味が、よく分かんないよ。
• ケイト…あの人は自分の最期を知っていたのよ。でも、どうして最期まで私たちのそばにいてくれなかったの。こんな言葉を残されても、私、どうすればいいのか分からないわ…
• ロディ…今まで敵の攻撃メカなんかで狙われたことは何度もあったけど、目の前で銃を向けられたのはあの人が初めてだったんだ。あの思い詰めた目つきは、こんなことをするためだったんだ。
• スコット…でも、あの人のおかげで僕たちはまた生き延びたんだ。辛いけど、それが現実なんだと認めないといけない。
• ペンチ…どうして、どうして死んでしまったの!!!!
• カチュア…あの人は私に何を言おうとしていたのかしら。

子供たちはラレドの収容時に身体検査をきちんとしていない、と言う基本的ミスを犯しています(もっとも、治療室で全身のスキャンを行った際に必ず見つかるはずなのですが)。その結果、ラレドは小型艇を奪い、自ら子供たちの「敵」に向かって飛行してゆきます…自らを敵と名乗りながら。
この時点で、ラレドの行動の意味を本当に理解しているのはケイトだけです。単に身代わりになったというだけではない、ラレドの深い思いが子供たちの運命と重なるとき、事態は思わぬ方向へ暴走してゆきます。それを子供たちのせいだ、と言うのはあまりにも酷だと思うのです。
結局、ラレドの行動はジェイナスを危機から救いました。子供たちは自分達が敵の勢力圏深くにいることを、身の毛がよだつ思いをしながら実感したのです。