はじめに

この作品は、このページをご覧の皆さんなら一連の名作劇場シリーズの代表作としておそらく誰もがご存知でしょう。とりわけ、私と同じ年齢層(昭和40年代前半生まれ)の方々なら、きっと一度は見たことがある作品ではないでしょうか。 この作品を見ていた当時、まだまだ幼かった私は、ただその画面を見ているだけで、そこで繰り広げられていた物語なんか、ほとんど理解していなかったように思います。このたび機会があってこの作品の大半を見直したのですが、実際のところ画面を見ていると「こんなシーンあったかな?」「あれ、こんなストーリーだったっけ?」という場面がたびたび登場して、自分の記憶力のいいかげんさに笑っていました。 もちろん、それでいいのです。まだ一桁の年齢の子供が見ていたんですから、その当時から今と同じように作品と向き合えるはずもありません。その時の年齢に応じて、楽しく見ることができていたのだから、いいじゃないですか。

ほうがんの視点

物語と演出について(1〜2)

エピソードから(1〜2)

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