• 任務名称…ジェイナスへの追撃戦
• 任務種別…迎撃出撃
• 作戦空間…クレアド星からベルウィック星の移行航路上
• 評価…クレアド星ステーションを離脱したジェイナスをククト軍が追撃。ジェイナスは多大な犠牲を払いながらも辛うじて脱出。

地球連邦宇宙軍

●練習艦隊独立運用…練習艦ジェイナス
・出撃(主戦力)
RV×4(バイファム1+ネオファム3)
・出撃(増援)
パペットファイター×1
・ジェイナス砲撃

ククト第三軍

クレアド星強襲部隊

●宇宙制圧任務部隊
・出撃(主戦力)
ARV×4(ウグ)
輸送機(XU-23a) 1
・攻撃参加(増援)
宇宙艦9

地球連邦宇宙軍

●練習艦隊独立運用…練習艦ジェイナス
撃破：ARV×2＋(ウグ)
一部損壊：ARV×2+
・損害
喪失：RV×2(ネオファム)、人的被害甚大
中破：RV×1(バイファム)
小破：ジェイナス

ククト第三軍

クレアド星強襲部隊

●宇宙制圧任務部隊
撃破：RV×2
一部損壊：RV×1
・損害
喪失：ARV×2
一部損壊：ARV×2

• ケンツ軍曹…卑劣なる敵・アストロゲーターは、発進したばかりの本艦にも攻撃を仕掛けてきた。艦艇のいちばんの弱点を突かれると、いかにジェイナスといえども苦しい戦いを強いられる…って、えらそうに言えないんだよな、オレ。無重力バレルの中に落ちなければ、オレだって敵をやっつけられたのに!! 元気になって見た光景があの死体の列だなんて…
• 中尉…先ほど戦闘日誌を記録したが、これを報告すべき司令部がどこにも見当たらない。差し当たってはベルウィック星のステーションに送るべきなのだが、何ら応答がない。士気にかかわるので公にはできないが、最悪の事態を考慮する必要があるかもしれない。ここまで被害が甚大になってしまい、先任の艦長殿に申し訳ない。ただ、今は、この船がこうして沈まずに動いている幸運を大切にしたい。あと2日、何も起こらなければいいのだが。
• クレーク…果たして無事にベルウィック星に到着できるのか、不安が募るばかりだ。あれほどいた民間人もほとんどが死んでしまった。今回の軍の行動には不審な点が多いが、今は彼らを信用するしかあるまい。
• スコット…あれがみんな死んだ人なのか…
• ペンチ…ミセス・ロビンスに最後のお別れを言いたかったんだけど、兵隊さんが会わせてくれなくて(後は言葉になりません)
• ロディ…どうしてこんなひどいことになってしまったんだ。僕たちはなんとかベルウィック星に行って、早く安全な場所に移してもらわないと。パパやママは無事に着いたんだろうか。
• マルロ…あんなにたくさんのひとがいちどにてんごくにいっちゃったら、てんごくがぎゅうぎゅうになっちゃわないの?

戦場から離脱しようとする部隊を追撃するのは、攻撃側としては順当な戦術です。ましてや自軍が圧倒的に優勢な中とあって、ククト軍は執拗にジェイナスに食い下がります。逃げる側のジェイナスとしては、少しでも時間稼ぎをするために、初期陣形として牽制を主眼としたフォーメーションを取ったのは当然でしょう。
この番組の設定として、RVの戦闘運用情報は母船から無線でリアルタイムに提供されています。ククト軍は事前の偵察行動で、そうして送受信されているRVの回避パターンを解読していました。そうとは知らない地球軍は型どおりの回避を試みて次々とククト軍の餌食となってしまいます。敵が回避パターンを知っているという報告を受けた中尉は、急いで応急対策を打ちますが、その効果があったかどうかは、この戦闘では不明です。
最後はジェイナスの加速でなんとか敵を振り切ることができたのですが、それまでにジェイナスが受けた損害は甚大でした。単に装備のことだけではなく、物理的な頭数がいないという重い現実が、ジェイナスの上に重くのしかかります。
なお、この場面のさなかにもう一つのイベント…ケンツ軍曹の救出劇があるのですが、これはジェイナス艦内における民間人の事故と見なし、戦闘任務には数えないこととします。ということで、当戦闘日誌には、ケンツ軍曹の失態は記載されません。ケンツ軍曹は私に感謝すること。