「あずきちゃん」を考えるときに、その117話の各エピソード一つ一つがどれほど大切なことか、いうまでもありません。各話で描かれる事はほんの小さな事件なのかもしれません。でも、その積み重ねが普通の子供たちにとっての日常であり、これこそこの作品が大切にしてきたものに他なりません。それを自分がどう感じ、どう味わったかをもう一度確かめつつ、この作品の全体像を描いてみたいと思います。…とはいえ、これはやっぱり大変な作業だなぁ。 とりあえず最初に、全117話という長さと重みを実感してみましょう。 (サブタイトル中の「◆」はハートマークを示します) |
さて、このストーリーダイジェストでは、客観的なあらすじの紹介と共に、既に大人である筆者の視点から作品の各話を振り返ってみます。また、作品の重要な舞台である学校での出来事やアイキャッチ、それに満塁軒のメニューなど、ちょっとした資料についてもまとめておきます。 なお、主要各キャラクターと一部ゲストキャラクターについては各話毎の登場状況を次の通り分類しています:
白抜き(☆・◎…)は普通に、黒記号(★・●…)は、病気や怪我をしたことを表します。この作品に欠かせないイベントである仮病は、うーん、白抜きにしておきましょう。 さて、それでは早速始めてみることにしましょう。作品そのままに、ゆっくりゆるやかに歩みを進めていきますので、どうか最後までお付き合いください。 |